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WarlockReport #1 目覚め―動き出す時

我々はこの男を知っている。
いや、このまなざしと、この知的な髭を知っている。

??? 「…何か…妙だ」

つるはしを手に男はつぶやいた。

Young Miner 「おやっさん!」

??? 「騒々しいな…どうした?」

Young Miner 「南東の採掘ポイントの先が、おかしな所に繋がっているみたいなんですよ。昨日までは、何も無かったはずなのに…」

??? 「…わかった。すぐに行く」

グスゲン鉱山―。
コンシュタット高地の東側にある廃坑である。
ミスリルの採掘量が著しく減少し、廃鉱となった後は、魔物がうろつく危険な場所となっていた。
今となっては、金鉱や黒鉄鉱を狙う冒険者の姿しか見られない。
おやっさんと呼ばれた男は、彼らの中でも一目置かれていた。

??? 「なるほど…。こりゃ、たまげた事になってるな…」

男は髭に手をそえている。

??? 「ちょっくら調べてくるぜ。危ねーから、お前は入るんじゃあねぇぞ」

Young Miner 「おやっさん一人で大丈夫ですか?」

??? 「誰に向かって言ってんだ」

Young Miner 「さすが、伝説の戦士」

??? 「その言い方はよせや…」

男はつるはしを戦斧に持ち替え、奥へと消えていった。
男の名はアトラと言った。Atla (突然現れたエリア、か…。システムに異変が起きたということか?)

アトラの表情は険しかった。

Atla 「また始まるのか?あるいは、終わりか…」


ヴァナ・ディール トリビューン vol.18 特集 生産者の素顔 2. 掘り出す者


ジュノ上層に、モンブローというエルヴァーンの医者がいる。
住民たちの信頼は厚く、各国ジュノ大使のかかりつけでもあった。

彼の診療所の一室で眠っている奇妙な男がいた。
奇妙というのは―

眠っているはずなのに帽子を被っていた。
そして、十数年も眠り続けていた。

―今、その目が静かに開いた。

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