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VanaDielStyle : 2-68 奥義伝授


Nouvelle 「いいか絶対に微動だにするなよ。ヘタに動けば死んでそれまでだからな。
 まずは御浚い。赤魔道士に於ける基本戦術―「強化」「弱体」「精霊」そして「剣撃」―どの流派のいかなる赤魔道士であれ、これらを順に行っていく。だが」

ヌーブルのエンアルテマ・ストップ・メテオ・アルテマ・メルトンが発動。
ヌーブルのアルテマウィズイン!
それらは、シュンミを紙一重ですり抜けていった。

Nouvelle 「赤魔道士の神速を最大に発動し、全ての攻撃を同時に打ち込めば、防ぎきる事は絶対不可能」

ヌーブルはシュンミに向き直った。

Nouvelle 「これがミシディア流『四神閃』―俺が最も得意とする技だ」

そう言われた弟子には、二つの表情が見える。
一つは驚き。

Shunmi (確かにあの神速で発動する古代と WS の同時攻撃は防御も回避も不可能。空蝉もファランクスも剥がすだろう…だが)

もう一つは疑念。

Shunmi 「それが奥義…ですか?」

ヌーブルはにやりとしてみせた。

Nouvelle 「フン…気付いたか。四神閃はもともと実戦や修行の中で生まれた技ではなく、奥義伝授の過程の中で生まれた、いわば試験としての技。つまり、俺の四神閃を破ることが出来れば奥義の伝授は完了する」

Shunmi 「しかし…」

Nouvelle 「四神閃の性質をよく考えてみろ。そうすれば奥義の輪郭は自ずと見えてくる」

Shunmi 「性質…」

シュンミは剣を構えた。
剣は既に光を帯びている。

Shunmi (四神閃は防御も回避も不能の技。破るには技の発生よりも速く斬り込む他は無い…!)

Nouvelle 「…御名答。その通りだ。神速を超える超神速の魔法剣。それこそが奥義『赤き魔と剣の閃き』だ」

Shunmi 「赤魔剣閃…」

Nouvelle 「だが問題は、詠唱ではなく剣撃そのものをどうやって超神速まで高めるかだな」

Shunmi 「…」

Nouvelle 「お前はこれまでの闘いで、それを見つけることが出来たのか…」

ヌーブルから笑みは消えている。

Nouvelle 「命を以って確かめることになる」

ヌーブルは、その白外套を脱ぎ去った。

Shunmi 「!」

Nouvelle 「ミシディア流伝承者の力を平時、抑えるため『ヌーブル』の名と共に代々伝えられてきた…覚悟はいいな」

Shunmi (初めて…見る…。これが真の…『ヌーブル』)

Nouvelle 「…いくぞ」

ヌーブルのエンアルテマ・ストップ・メテオ・アルテマ・メルトンが発動。
ヌーブルのアルテマウィズイン!


ド ド ド ド ド


 WhiteMage 「レイズを覚えたら倒れている人を助けてあげて下さいね」
 PT Member 「赤さんは座ってて下さい」
 PT Member 「リフレ下さい」
 Arshell 「それは、リフレの奴隷、リフレの螺旋、リフレの牢獄…」
 Daril 「赤魔道士は廃業した」
 Ranimard 「真の戦士とは、いかにきれいに負けるかを知らねばならん」
 Brownsugar 「この力は知識と防御のためにある…」
 Kentarok 「これが赤き力かッ!フハハハハッ―!!!」


Shunmi 「俺は『赤魔道士』だ…!」

シュンミの赤魔剣閃!


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


Nouvelle 「そうだ…それでいい。赤魔道士としての誇り…それを決して忘れるな。さすれば、お前は自在に赤魔剣閃を使いこなし、ジラートはもちろん、“ヤツら”にすら決して負けたりはせん…」

Shunmi 「師匠…?」

Nouvelle 「赤魔剣閃はミシディア流最強の技。俺自身も先代の命と引きかえに、この技を会得した。ミシディアの師匠として俺が教えられるのはここまでだ。あとは『赤魔道士』としてお前が―」

ヌーブルは倒れた。

Shunmi 「師匠!!」

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