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マトリックス・アルティメット・コレクション

  • 2004-12-25 (Sat)
  • DVD

1 作目の公開時は、騒ぎになっているな…という程度で、劇場に観に行かなかったというか、その頃の僕は、映画自体ほとんど観なかったのですが、テレビを 25 型の WEGA に買い換えてから、PS2 で DVD を観るようになりました。
フラットな画面と V 圧縮機能のおかげで、それまでと比べて格段にキレイな映像を見られるようになったおかげです。
その時に、何枚か買った DVD の中にあったのが、マトリックスでした。

その内容は、僕らの世代を直撃するものであり、映像は、僕の心を捉えました。
ジョジョネタも盛り込まれていましたし(笑)
その後、続編のリローデッドと完結編のレボリューションズが、立て続けに公開されたのは、まだ記憶に新しいところです。

そして、2004 年末。
その 3 部作と各メイキング映像を収録したリビジテッド、本編を補完するアニメーション作品を収録したアニマトリックス、さらに設定や舞台裏、作品解説を収録した 3 枚のディスクの合計 10 枚組の DVD-BOX が発売されました。

マトリックス・アルティメット・コレクション【初回限定生産】
14,175 円(税込・10%OFF・PlayStation ポイント 135 + 3%)

本編に仕様変更が 2 つ入りました。

 ■『マトリックス』のデジタルリマスター
 ■ 3 部作全てに 2 種類の音声解説が追加

細かく見ると、DVD メニューや字幕フォントも変更されています。

本編とリビジテッドが 2 枚 1 組としてパッケージに入っています(アニマトリックスは、1 枚、残りの追加ディスクは 3 枚まとめて)。
2 枚重なって入っているので、下のディスクが少し取りづらくなってますが…。

今回のレビューターゲットは、Disc 8『ルーツ・オブ・マトリックス』に収録された「哲学とマトリックス」。
マトリックスで哲学を強く意識できたのは『リローデッド』なのですが、3 作品とも、異なる哲学または宗教観が裏に隠れていました。
いや、見る人によっては、全面に押し出されていたと言っても良いでしょう。
たまたま、僕は学生時代にカントとショーペンハウアーの研究(というと大げさですが)をしていたので、『リローデッド』を、その面からも楽しむ事ができました。
「哲学とマトリックス」では、歴史上の哲学者たちと、その思想をマトリックスの各作品・各場面と関連付けて、現代の学者たちが解説してくれます。
元専攻者として、これはヒジョーに興味深い内容でした。
「1 作目からテーマがすりかわった」とか「レボリューションズで尻すぼみした」と評価されたり、今回新たに収録された映画批評家による音声解説で「意味不明なことを言っている」などと言われている点など、上手く解釈してくれています。
実際の作品での、監督たち意図が何だったのかは、分かりませんが、観客がそれを受け取り、どう解釈するかで作品に対する思いや評価が変わってくると思います。
前者がマトリックスの本質で、後者がマトリックスの表象といえるでしょう。
あるいは、監督たちの意図もマトリックスに対する表象のひとつなのかもしれません。
この「哲学とマトリックス」あるいは、追加された音声解説は、観客に新たな「マトリックスの表象」を与える良い材料になると思います。

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