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VanaDielStyle : 2-76 預言者


見慣れない景色にブラウンシュガーは戸惑っていた。
少し離れた所にベンチがある。
女性―に見える―が一人座っている。

??? 「いらっしゃい。噛みついたりしないから」

ベンチを回って見ると、やはり女性だ。
相応の年齢なのだろうが、老いは全く感じさせない。
ブラウンシュガーは尋ねた。

Brownsugar 「あなたが預言者?」

Oracle 「そうよ。覚えているかしら?」

Brownsugar 「会うのは…初めてでは?」

Oracle 「あら、忘れたちゃったの?まぁ、いいわ。私は覚えているから。それにしても…」

預言者はブラウンシュガーをじっと見つめた。

Oracle 「…立派になったわね。あなたの中に暖かい輝きが見えるわ。それが彼との最大の違いね…これからも大切にしなさい」

Brownsugar 「彼の居場所を知っているのですか?」

Oracle 「知らなかったら大した預言者じゃあないわ。でも、何処にいるといえば良いのか―答えは難しいわね」



彼は数ヶ月前にデュナミスと呼ばれる世界に入ったの。
そこで何が起こったのかは説明できないけれど、彼の魂が二つに分かたれてしまった。
ひとつはデュナミスに、もうひとつは私達のいる世界に。
こちらにある彼の魂は、デュナミスに最も近い場所にいるはず。
あなたは、それを見つけなければならない。Oracle 「そのためにはリユニオンが必要よ」

Brownsugar 「リユニオン?」

Oracle 「そう。散り散りになった星の輝きを再び集めるの」

Brownsugar 「…あなたの言っている事は分かります。しかし、何故そんな事を知っているのですか?そして、あなた自身は一体…」

Oracle 「不安なのは分かるわ。でも、心配しないで」

そういうと預言者はブラウンシュガーにクッキーを差し出した。
どうやら彼女の手作りらしい。

Oracle 「さ、これを食べて行きなさい。食べ終わる頃には気分も晴れているはずよ」

ブラウンシュガーはクッキーを受け取った。

Oracle 「頑張ってね」

ブラウンシュガーは不思議そうに、そのクッキーを見つめていた。


Diel 「俺の仕事は終わった」

Oracle 「ありがとう。ホント、いつも助かるわ」

Diel 「ヤツらが狙っているのではないのか?」

ブラウンシュガーの事である。

Oracle 「かもしれない。でも、きっと大丈夫。それに…」


クッキーをかじりながら、ブラウンシュガーは入ってきた扉を開けた。
そこには見慣れた景色―サンドリアの石畳が広がっていた。

Brownsugar 「おや?私は何を…」

丁度、クッキーを食べ終えたところだった。

まずは仲間を探すことだな。
もっとも、そのパールを持つ連中は、とうに散り散りになっているという話だが―

Brownsugar 「あぁ、そうだった…まずは騎士団をあたってみるか」


To Be Continued → Missin' You in Vana'diel Chapter.207 : 「ある騎士との再会」

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