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VanaDielStyle : 2-77 赤いシャポー


ナノカは廃墟フェ・インの調査に同行してくれる冒険者を探していた。
集まっていたメンバーは、ナノカの他に戦士・モンク・侍の計 4 名。
あと 2 人欲しい所だ。

Nanoka 「なかなかいないものニャ」

ナノカ―20 数年前、東方から幼かったクロトと共に渡ってきた猫。
いつの頃からか、人語を理解し話すようになっていた。
今ではミスラとほぼ同じ容姿をしており、区別はつかない。

Owens 「お〜い」

新たなリンクシェル SmileLovers のリーダーとなったオーウェンがナノカに声をかけた。

Nanoka 「あ、お〜にゃん」

ナノカは事情を説明した。

Owens 「ファ・インなら、昔、行った事があるから、案内するよ」

Nanoka 「助かるのニャ(でも、フェ・インなのニャ)」

Owens 「んじゃ、ヴァズに飛ぶね」

オーウェンはテレポヴァズの詠唱を始めた。


ボスディン氷河―。

Nanoka 「あと一人いると心強いのニャ」

Owens 「そだね。…おや?あそこに誰かいるよ。誘ってみよっか」

オーウェンの指した先には、赤いシャポーを被った男がいた。
纏っている衣服も―赤魔道士か。
オーウェンは足早に彼に近づき、声をかけた。

Owens 「【ちょっといいですか?】【フェ・イン】【ミッション】【行きませんか?】」

??? 「…俺に言っているのか?」

赤いシャポーの男は振り向いた。

Owens 「あ…」

オーウェンは少し驚いた表情を見せが、それは、すぐに消えた。

Owens 「なんだ、よく見たら帽子に羽根が無いや。あ、何でもない。えっとね…」

オーウェンは事情を説明した。

??? 「分かった。同行しよう」

Owens 「ありがとー。僕はオーウェン」

??? 「俺の名はワーロック・リポート」

男は赤いシャポーにそっと手を当てた。

ク・ビアの闘技場―戦いは既に終わっている。

Owens 「大したこと無かったね」

Nanoka 「でも、MP ぎりぎりだったニャ」


もっとムダのない動きを心がけろ
最後に勝負を決めるのは、スタミナだからな


Nanoka 「とにかく、みんな、ありがとニャー」

Owens 「さ、帰ろっか。ワーたんは、どうするの?」

オーウェンはワーロック・リポートの方を向いている。

WarlockReport 「俺は…残る」

Owens 「あ、そっか。それじゃ、帰る人は集まってー。テレポ行くよー」

5 人はアルテパへと飛んだ。


ラバオ―。

Nanoka 「似てたね、あの人」

Owens 「でも、羽根が無かったからね」

Nanoka 「にゃむ…(羽根で区別してるのニャ?)。それじゃあ、またね、お〜にゃん」

ナノカは手と尻尾を振った。
オーウェンは笑顔で、それに応えた。

Owens (古代の暗黒魔道士…滅ぼしたはずのヤツが甦っていたとはな。それに、あの赤魔道士。邪悪な気配は感じなかったが…気になるな)


WarlockReport 「この光景…」

ワーロック・リポートは闘技場に降り注ぐ雪から目を離せなかった。


ズヴァール…宿命の交わる城…。
しかし、まさか、な…。

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