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頭のいい段取りの技術

  • 2008-02-08 (Fri)
  • Book

搾り出すかの如く。

頭のいい段取りの技術

頭のいい~というタイトルがアレだ…という人もいるかもしれませんが…。
デッドライン仕事術と同様、著者の思想が自分のそれに通ずるものがあるので、すんなり読めました。
著者が元ソフトウェアエンジニアという点もあるのかもしれませんが、文字も大きいので、多くの人が(立ち読みでも)あっという間に読めるのではないでしょーか。
それもまた、段取りの良い書き方になっているからかもしれません。

具体的な技術についても言及されていますが、はじめに・第1章・終章を読むことで、この本のキモを掴むことができると思います。

はじめに、では、

考えてみると、私は「ムダ」「非効率」ということを徹底的に嫌っていた人間でした。

そう、無駄だから嫌いなんだ。無駄無駄無駄…(…第5部より)。

第1章では、

段取りの悪い人は、周りの人に自分の仕事のアウトプットが待たれているという意識が希薄です。 人に待たれているという自覚がないので、本人にはプレッシャーになっていない。 ですから、自分一人で処理し、完結すればそれで役割が果たせたと勘違いしているわけです。 いわば、「段取りの悪い人」の一つの特徴は、「自己中」(自己中心的)です。”自分さえよければいい”という近視眼的な感覚で仕事をしているわけです。 自分の仕事で、次工程の人に「満足度を与えよう」という根本発想がない。

実際、まさにその通りなのです。
おまけに仕事の質も低いと言わざるを得ない。
これには、本当に、ほんとうに、ほんッ………とうに苦労させられました。

逆に段取り(が良いこと)の正体を「サービス精神」と定義しているところは、言葉ではなく心で理解できました(…第5部より)。
そういう意味では、段取りの技術といっても、ベースの心構えがきっちりしていないと、身に付かないところはあります。
さらに、身につけようとする意志や、そもそもそれ自体の概念を持っていないという、解決が難しい領域に入って行ってしまうのですが…。

終章では、

この全く仮の残業代レートの時給三〇〇〇円で考えてみましょう。 (中略) 計算を単純化するため、私にとっては、自分のプライベート・タイムの価値は仮に一時間当たり一万円だと感じているとしましょう。 だとすると、一時間残業することは、私にとって七〇〇〇円の人生の損失ということになります。 (中略) どちらが正しいか、というような問題ではなく、人によって、人生観が異なるからでしょう。

といった感じで、この本は著者の考えが理解不能であったり、生活残業必須ッ!というような方に、読んでもらった方が(違う視点を学べるので)有用なのではないかと思います。
という私も間もなく微温湯から抜けるというか、ダーマ神殿を出るので、仕事のやり方を見直して、レベルアップ曲線の角度を上げんといかんのです。


このエントリーの蛇足に。
「会議」のアウトプットついても、デッドライン仕事術に共通するところがあります。
デッド~の方は、会議=決定会議であって、検討会議など許されない…という部分で、よりストイックではありますけど。

以上、半年ほど前に自己 PR として、技術力ではなく段取り力を書いていた人より。

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